知っておくべきすごい日本ブランド8選

ものづくり大国日本が誇る、優れたブランドに挙げられるのは上質な素材の吟味、日本的な風合いの追求、積み重ねる巧みな職人技、控えめなディテールに込められた粋、美しさにこだわる仕上げの妙などだ。日本が世界に誇るブランドをまずは8つ紹介する。

ものづくり大国日本が誇る、優れたブランドは、まだまだ多く存在している。北海道の馬具から発展したレザーアイテム、東北の手縫いニットや70年の歴史があるコート、あるいは、世界に発信する大阪のスーツ……。これらのブランドに共通している点は、上質な素材の吟味、日本的な風合いの追求、積み重ねる巧みな職人技、控えめなディテールに込められた粋、美しさにこだわる仕上げの妙などが挙げられる。たとえば下の写真の黒靴をご覧いただきたい。日本人の足に完璧にフィットさせるために、詳細なデータを分析した木型から、はき心地のよさを突き詰めた靴をつくり出すだけではなく、日本がまだ手づくり靴が盛んだった頃の、「ヤハズ」という伝統の仕上げ技を生かす。靴底を少しでも薄く、華奢に見せようとする日本特有の繊細な美意識が、その技に表れているのである。

三陽山長の革靴

小ぶりなヒールカップと土踏まずの部分を絞り込むことで、抜群のフィット感を実現したモデル『友二郎』。極上のベビーカーフを甲革に使い、通常よりも細かい縫製で、よりエレガントなスタイルをつくり出す。浅草の靴職人の技と手間をかけた逸品だ。

ソメスサドルのクラッチバッグとダレスバッグ

1964年、北海道に創業し、馬具づくりを発祥とするソメスサドル。道内から熟練した職人たちが集まり、’70年代半ばまでは欧米やオーストラリアを中心に、馬具を100%輸出していた。国内需要にシフトしてからは、レザーアイテムの製作にも発展。2003年、伊勢丹新宿店メンズ館オープンと同時の出店が、ブレイクのきっかけとなった。ソメスサドルの強みは、馬具づくりで重要となる、つくりの精度や強度をレザーアイテムに受け継いでいること。人が馬に乗るためには、人間の体になじむ曲線を硬いレザーで実現しなければならない。その難しい技術をバッグや革小物づくりに応用しているのだ。

ハバーザックのジャケットとパンツ

ハバーザックは、日本を代表するファッションブランドとして、今や世界の有名セレクトショップが、最も買い付けをしたい服のひとつとなっている。ブランド誕生以来、ミリタリー、ユニフォーム、テーラードといった男の服が持つ普遍的な要素を、タイムレスなデザインで具現化するブランドとして人気だ。

ふたつのラインを擁するハバーザック。そのひとつが、上の写真の、イギリスのクラシックなデザインやディテールを盛り込んだライン『アタイア』だ。ドレスを中心に、着飾るスタイルを提案する。ゴージラインが低いシアサッカーのダブルジャケットに、ミリタリーウエアから派生したグルカパンツの合わせは、まさに今季注目のスタイルだ。ハバーザックのデザイナーである乗秀幸次氏の服づくりのコンセプトは、流行にとらわれることなく、サイズのバランスを変化させて、自身がいちばん気になるデザインに仕上げること。それは乗秀氏による、日本的なミックス感を表現した服である。随所に見られる細部のつくり込みに類い稀なる個性が潜んでいる。

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